佐久間象川

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help リーダーに追加 RSS 「縁」に就いて(2)「ドレスデン」

<<   作成日時 : 2006/07/03 05:26   >>

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探検ロマン世界遺産というTV番組で、「ドレスデン」の街の話(6/17)を放送していた。
豪胆王、フリードリヒ・アウグストT世により一代で建設され、アウグストV世により発展した、ザクセン公国の首都ドレスデンは、マイセンの磁器で知られるが、また、世界最古の「オーケストラを有するオペラハウス」で、モツアルト、ベートーベン、ワグナー、の活躍した、芸術の都としての歴史を持つ。

プロテスタントでは世界最大の教会と言われる聖母教会、ツビンガー宮殿、アルトマルクト広場、など、美しく、歴史的に有名なこの街は、軍事的には何も無かったのに、ナチに対する見せしめの為との理由で、1945/2/13に、チャーチルの英国の猛爆に曝されて、歴史的な多くの建造物を初め、町全体が徹底的に破壊された。
建造物全体の6割と、3万6千人の市民が犠牲になったという。

第二次世界大戦終了後は東独地域であったので、廃墟は其の侭であったが、1989のベルリンの壁の崩壊に依って街の再建が始まったのだそうだ。
カール・ルードウイッヒ・ホッホ牧師の呼び掛けで、聖母教会の復元が始まり、戦争終了後数十年経って、街の人人が戦前のままの姿形に街を再建し、それが世界遺産になっているのである。

戦前の素材を出来るだけ活かして復興した教会の完成式典には、英国女王も列席している。
教会尖塔への英国からの寄付は、1945/2/13の爆撃に対する謝罪の意思が、表明されたのだろうと想像する。
博物館、街並み、黙って見せられれば、18世紀、19世紀のままに保たれてきた街並みと見える、その全てが、比較的最近の再建で出来あがったものであるのを知って感動した。
この世界遺産の番組には素晴らしいものが多いが、その中でも今回のドレスデンに、私はとりわけ感動した。

これが、人類の「文化」に対する思い入れである。



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大昔、昭和20年代に、あるドレスデン在住の青年から突如手紙を貰ったことが有る。
私が英字新聞に投書した文章を見て送ってくれた手紙で、友達になろう、と文通の申し込みをしてきたのであった。
当時はただ一人の外国人の友人も持たなかった私は、即座に返信を書いて送ったが、冷戦で東西関係の厳しい時代であり、手紙は戻ってきてしまった。
国内の郵便局の処置で、この地には郵便物を送ることは許されていない、と付箋があったように記憶する。

「縁」が無かったのである。 
前回書いた、キャズ君、ピアニスト君とM女史との事などがあるから、いろいろと妄想をする。
或いは、私がベルリンの壁健在な頃の東独に入った時に、昔ドレスデンから手紙を呉れた青年と擦れ違っていたとしても、人間の智恵では気が付かなかったことである、などと。
然し、ドレスデンから手紙を貰った事だけは明確に記憶している。 残念な思い出である。

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世界遺産、「ドレスデン」、を見て
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佐久間象川
2006/07/03 06:13
「縁」に就いて(3) 京セラ・稲盛氏
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