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昨年末に、前回記事:▲(2007/12/29)伝統文化と常識の変遷(6a):の継続記事として、『常識の変遷(6b) 地球温暖化問題』、と、『常識の変遷(6c) 法科偏重の咎め』、とを書く心算で居たのに、PCの具合が悪くなって、果たせなかった。 別に、年末にこだわることのない内容だから、新年早々に暑苦しい話題であるが、その時の予定していた内容を綴る。 前回記事の末尾の節の要旨を再掲する: 『2007年を表現する漢字は「偽」だが、昨年に限って、政治家も、官僚も、国民も沢山悪い事をした、というのではなく、従来の潜在的な負債が表面化した年だった。 例えば、年金問題等で、福田総理や舛添大臣が非難されていたが、現実に悪事を行なったのは、前任者、前前任者などであり、それの尻拭いをしている現在の担当者は、気の毒みたいなものである。 寧ろ、それ以前の何十年間かの大臣たちよりも、褒められるべきである。 法律的な建前としては、現任者が謝るという理屈になるのであろうが、このような仕組みが続く限り、問題の再発は防げない。 今後も同種の事件は起こるであろう。 法科万能の日本の社会システムに付いては、私は何度か書いてきた。 そのツケが愈々回ってきて、最近何年間かは綻びが表面化するようになってきている一例だと私は思う。』 ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ このような奇妙な建前主義(法律支配)が国民全体、社会全体に定着し、常識化したために、現在の日本社会ではつまらぬ問題が大騒ぎされる一方で、本当に重大な問題が放置される事になる。 例えば、昨年は食品偽装問題等というものが大騒ぎされて、マスコミは鬼の首を取ったような態度をしたが、実にナンセンスな話である。 賞味期限とは、メーカーとしては、その時点での消費が望ましいということであって、期限切れの途端に有害化することではない。 ”味が落ちたとしても、食べられる食料”である。 それを廃棄することが、マスコミの好きな“もったいない運動“と相反するものなのに、マスコミはその時々の気分で騒いでみせる。 製造日付の表示が一日違うと問題視するが、製造日とは、内容物を作った日なのか、包装を完成させた日なのかで、一日くらいのズレがあっても問題でないケースも多い。 それらの無意味な独り善がりの建前主義の欠陥が露呈し始めて、本質的な問題が浮上したのが2007年であった、と私は思っている。 ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ 条文(京都議定書)を作れば偉い、と思っていたら、 温暖化バリ会議(COP13)では、日本の存在感が極めて薄かった、 なんて、 ・ ・ ・ ・ ・今頃になって漸くマスコミが報道している。 それも海外特派員だけが、知ったらしい。 四半世紀前にキャズ君が諸外国の日本を見る目に付いて報告した時には誰も反応しなかったが、流石に最近では日本のマスコミも書くようになった(例えば、毎日新聞、2007/12/3)。 当たり前以前である。 京都議定書で削減目標のある主要国のうち、英、独、仏、ロ、などは基準年から現在までに温室効果がスは全て減少し、しかも独以外は目標値を上回って減少している。 日本は目標値が(−6%)なのに、実績は増加していて(+6.9%)と言う有様である。 京都で会議を開いた事だけが自慢だから、世界で誰もが、本気では相手にしない。 昔、ジャパン・バッシングという言葉があったが、温暖化問題では、ジャパン、パッシング、又は、ジャパン・ナッシングだという評価である。 半年前のキャズ君のブログ記事から引用してみよう ▲[2007/6/10] 「地球温暖化論議」に思う:に書かれている文章を、殆どそのまま引用する。 ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ 『1980頃に、マイアミで開催された、「代替エネルギー会議」、には全世界の60以上の国から、数百人の人々が集まり、熱心な議論を数日間に亘って、繰り広げた。 イラン・イラク戦争の最中なのに、イラクから来ていた科学者が、私にイラクに来い、というので、お前のところは戦争をしているので、危険ではないか、というと、彼が「あんなものは、地球全体の環境問題に較べれば、大したことではない」と、平然と言うのに圧倒された。 当時既に、ブラジルでは国策として、バイオエタノールの実用を強力に推進していた。 欧米でも、この開発研究に携わっている機関、研究者は、可也多数居た。 ある日、イタリア人がバイオエタノール自動車の研究発表で、 「我々は未だ、この程度の成績しか実現できないが、将来の人類のために努力して、何とか実用のレベルまで改善していかないといけない。 その内に、実用が目に見える段階になると、また、日本が乗り出してきて経済的成果を稼いで行くようになるだろうが、 人類の未来の為には、今、我々が基礎的な努力をしなければならない」 と述べた。 それに対し、聴衆の独・仏の参加者からも、似たような発言があった。 その会場には2〜300人の人間が居たが、日本人は私一人であり、私は顔の火照るのを覚えた。 隣席にいた中国人は黙って、私に気を使ってくれているのが分った。 この会議には参加登録していたのは、私以外にも、日本人が何人か居た。 その殆どは通産省の役人であり、彼等は会議の内容ではなく、マイアミという土地に興味があって来たのだ 、と私は考えている。 何故ならば、毎日、会議の始まる時間には会場入り口の受付机の脇に居て、会場に来るのが日本人らしいと見ると声を掛けて、 「こんな所まで来て、ご一緒したのだから、今夜一緒に飲みませんか」、と誘っていた。 然し、彼等を会議場の中で見たことは、一度も無かった。』 ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ これは、約30年前にキャズ君が新聞に書いた文章を、そのまま再掲したものである。 会議場での国辱的な“日本批判”は、公費出張で会議に行った官僚によって政府に報告される事は、なかった筈だ。 何故ならば、彼等はマイアミには行ったが、会議場には居なかったのだから。 政治家・官僚の海外出張の無意味、と旅費の無駄は、不変である。 その後現在までの経過で、当時マイアミで各国の参加者が述べていたことが、見事に証明された。 これだから、上記の通り、昨年12月になって新聞が初めて、「ジャパン・ナッシング」なんて書いているのが、オカシイとか、歯がゆいとか、なんて次元のものでなく、本当に寒々とした気分にならざるを得ないのである。 |
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地球温暖化の対策
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地球温暖化につて考える 2008/02/11 03:34 |
地球温暖化問題と日本
先週の新聞(2008/05/04)に、さりげない記事が載っていた。 「ローマ・共同」のニュースとして、イタリアの代替エネルギー開発企業「ファブリカ・デル・ソレ」と、同国トスカーナ州が共同で、新しいエネルギーシステムを開発し、同州アレッツオ市で運用を始めた、とのことである。 ...続きを見る |
佐久間象川 2008/05/10 18:58 |
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