佐久間象川

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help リーダーに追加 RSS 中山大臣辞任事件からの連想

<<   作成日時 : 2008/10/06 05:24   >>

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民主主義を自力で作り出した欧米と、押し付けられて導入した日本では、
社会制度の形は似ていても、中味がまるで違う、
と思うことがしばしばある。

日本の選挙では、「小泉チルドレン」なんてのが選出されて、良識派が蹴落とされるのを、フランス五月革命を見てきた目で見ていると、悔しくなる。


 今回は中山大臣の辞任問題を取り上げる。


 ★ ★ ★ 

 麻生内閣で在任5日で辞任することになった中山氏の日教組批判発言を、当初はマスコミ評論家Aは居丈高に非難、こき下ろした。
然し、直ぐに様子が変わって、
「世間では、“よくぞ、言ってくれた”、なんて声もありますね」
などと発言するようになり、その内にその評論家はこの件になると発言しなくなった。
其処に、後記の若林ブログをみたので、私はこのエントリーを書く気になった。

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明治の先輩が日本を文明開化の国にするために、その基本として
欧米から「各種社会制度」を学び、それまでの封建型司法・行政を欧米型に改めようとしたことは正しかった。

が、そのために、法科万能の制度を発足し、高級官僚は東大法学部の卒業者に限定したのが、その後のわが国の進路を誤った原点である。

戦後の日本の世界に誇る企業、ソニーの偉大な創業者井深大の理想が、半世紀後には潰えてしまった経過が、文芸春秋2007年1月号に載っていた。
ソニーが半世紀の間にひん曲がったのと、明治の先輩が切り拓いた国政の道が一世紀の後には、法科万能の学歴至上・官僚利権社会へとひん曲がり、今日の日本の状況を作り出したのと、全く相似して見える。

組織の体制は同じでも、そこで働く人間が遷り替わって、以前の理念が忘れ去られたのが、病状の根本に在るのが、共通していると思う。

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「法科優遇」で思い出すのが、キャズブログ記事:

  耐震強度偽装問題

である。  その部分を引用する、

: 『中央官庁合同宿舎にいた、法務省のノンキャリ官僚は、俸給が、「特号:何号俸」、という扱いで、人事院俸給表の最高額を超して俸給を得ており、退職金も多かった、という。 
その公務員住宅は、都内の国立大学の教職員でも幹部の極めて限られた数の教授だけしか入居資格が無かった。   が、法務省のノンキャリ官僚が学歴も可也お粗末であり、それほど大した地位でもないが、入居していたのは、法科優遇の為であろう。
国立大学教授は一等級がきまりだから、法務省ノンキャリ官僚の「特号」は東大教授でも普通は貰えない俸給である。
(上記のキャズブログに書いてあるが、この法務省優遇は第二次世界大戦後に始まった事ではない。
例えば、男子の本懐(城山三郎著、新潮文庫、246頁辺り)にも、昭和初頭の金解禁騒動の記述で、他省庁の官僚に較べて司法官を優遇する事が当然とされているのが明瞭に書かれている。)



法務省のお手盛り優遇の、この合同宿舎にいた法務官僚は退職時に、更にもう一号の号俸を昇進し損ねた。
「彼が真面目に仕事をする馬鹿ゆえに損をした」、からである。
その連中が辞めて、天下ってから獲得する所得金額が在職中よりも多いのだ。』

以上が、キャズ君のブログ記事の引用である。

明治の先輩が切り拓いた日本の国政の道が
昭和には、そこで働く人間が遷り替わって、以前の理念が忘れ去られて、
詭弁的法科優遇、仕事はマイナス、の官僚利権社会へとひん曲がり、
今日の状況を作り出した、のだ。


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例えばマルチ商法で名前の出てくる有名人は、同じ名前が何度でも出てくる。
巨額出資金詐欺による利殖話のネタは前回は「海老の養殖事業」であり、その前は「北海道山林」であり、「栄養食品」であり、材料は変わっても、手口は言うならばワンパターンでいつも同じである。

現在の日本の法務関係者、(裁判官、弁護士、法務省)は、夫々の件で、「海老の養殖事業」は有罪、「北海道山林」は有罪・・・、と処罰をするが、
『手口』については罰を与えないから、マルチ商法で名前の出てくる有名人は、材料を変えて、数年置きに同じ手口で何度でも似たような巨額出資金詐欺を繰返して行なう。

鎖国時代ならば、大岡越前守が、
『その様な手口を使う悪者は遠島』、で追放したから、
被害者続出にはならなかった。

文明開化になっても、明治の人は偉かったから、
  間違いを起こさなかった。

例えば、有名な「盗電裁判」で被告が、“盗んだのは「電気」であって、物質ではない”と無罪を主張したのに対して裁判所は厳然と有罪の判断をした。
形だけを学んで精神を学ばない現在の裁判官ならば、
     無罪にするところである。


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このような、以前から私が繰返している主張の再掲をしたのは、
 若林亜紀ブログに
   中山大臣の思い出
の一文があったためである。
日教組が支持する野党の弱体化を狙ったものでしょう、と書いている若林氏の記事の概要を、
部分的に引用・紹介し、その記事を見ての感想を

   中山大臣辞任事件からの連想(続):[B-87]

に述べる。

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