佐久間象川

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zoom RSS ピアニスト・ブログの継承(4)

<<   作成日時 : 2013/09/25 18:25   >>

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ピアニスト君がブログに取り掛かった初期(3番目)の記事
マジョルカ島:[A-3] [2005/3/20]、である。

この頃になると、当初原稿で記事が出来上がるようになったので、
原稿と記事の対比紹介はしないことにする。
記事の文章はそのまま紹介するが、原記事にはパルデモサの
遠景写真があるが、これは含めない。
「その」さんと、「ラベンダ」さんのコメントが素敵である。 惜しいことだ。

   ★ ★ ★ ★ ★ ★  (ピアニスト・ブログの記事のコピー)


昨年末にイタリア船の「地中海クルーズ」に参加しマジョルカ島を訪れた。 その動機は、この土地が、若い日に感動した映画「楽聖ショパン」の記憶に絡んでいるからだ。私がグループ行動のオプショナルツアーを離れて、個人的にパルデモサの修道院に行ったのはそれゆえでした。
「楽聖ショパン」は、私にとっても忘れられない映画。特に、マジョルカ島でのジョルジュサンドとの生活。 サンド役のマール・オベロンが私の好みのタイプだった事もあるが、雨の中を帰宅したショパンが狂気のように弾く「雨だれのワルツ」の場面などが今も目に浮かぶ。
映画の最後のシーンの、ショパン死の床で友人が既に物言わぬ彼に「パリは楽しかっただろう」という場面は、ショパン自身の感慨を代弁した言葉と受取れて、人生の価値は長短でなく、内容の密度で決まる。  彼の短い人生でも内容があれば決して不幸ではないと、強烈な印象を残した。


私は旅に出るとき行き先の選定は風光明媚を尺度にはしない。 単に水が綺麗だとか山の姿が美しい、とかの理由で或る土地に行くのではなく、栄枯盛衰の感動的なドラマの舞台となった地点とか、文明の発祥の跡、などを訪れ、そこでその土地に生きた人の情念を想うのが好きである。 
ブランド品を買うとか、珍奇な産品を入手する目的で旅行計画をするということは全く考えない。
初めてロンドンを訪れた時、ホテルにチェックインして荷物を置くなり、私はウオーターローブリッジに行った。映画「哀愁」(ヴィヴィアンリー、ロバート・テイラー主演)の舞台を見るためである。 映画の物語が史実でないことは無論承知である。しかし、私の情念の中で、あの物語は現実以上の真実なのだ。私はこういう旅が好きである。


一昨年の日本船の世界一周クルーズのオプショナルツアーは土産物屋にばかり連れて行った。
ツアーコンダクターが宝石屋からリベートを貰って、ツアー客を連れ込むのは殆ど犯罪行為である。昨年のイタリア船のツアーは、史跡を見る時間を大幅カットしてブランド品を買いに連れて行かれることは全く無くて嬉しかった。
一昨年の日本船のツアーでは、ローマから船に向かうシャトルバスが歴史に名高いアッピア街道を走っている時にガイドはそれに付き一言の説明も無く、初期キリスト教の歴史に有名な「クオバデイスの寺」の前を通過した時にも[今年流行の化粧法]の話を続けるだけだった。
ピラミッドを訪れても「太陽の船」は見せず、バスから降りた地点が「河岸神殿」である説明も無かった。 今回のイタリア船のツアーは全ての訪問地で、非常に知識・見識の高いガイドが実に的確な案内をしてくれた。

ツアーガイドの他に参加者の質も旅の楽しさを支配する条件である。
一昨年は、ガイドがギザでピラミッドにいる時間を殆どゼロにまで切り詰めて、土産物屋に1時間、宝石屋に1時間という時間の使い方をしたことをある参加者が非難した。すると乗船客の中で「ピラミッド、ピラミッドと大騒ぎするけれど、ピラミッドなんて大した事はないな。俺の居る大阪の大阪城の方がよっぽど大きいぞ」と、得意げに大声で話す土地成金風の人物がいたので驚いた。
戦後半世紀の日本の社会で、こうした人物が安直に海外旅行に出掛けられるようになった現実を、良く認識した。  今日ではブランド品なら、カイロやミラノ迄行かなくても、日本で幾らでも入手出来ると私は考える。
しかし
「大阪城」の様な人物が何処にでも買い物に出掛けるようになった。

写真はマジョルカ島でショパンとサンドが居た修道院である。
このパルデモサ修道院を天皇陛下ご夫妻が訪問されたことがあるのを、その時の写真が有った事で知った。 あの片田舎に日本の政治家は関心が無くても皇室はちゃんと行っていらっしゃるのだと思った。
昨年のイタリア船クルーズの旅は幸運であった。
 

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佐久間象川
2013/10/03 20:39

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