ブログ開設一年を振返り{2}

前回に書いた話で、(R君)や(Y君)が折角興味深い話題を書きながら、彼らのブログを非公開にしていること。  また、(小坂君)、(ドジ君)、や(R2君)が他人様のブログにコメントを良く入れて面白い視点からの意見を披露するのに、自身はブログを開設していないことに関して、その気持も分かると書いた。
その事情とは、{[B-31]:「ホージンノススメ」へのコメント}にも記したのであるが、矢張り我々仲間内でないと分かり難い話だと思うとして、
喩え話として、「極限状態で人肉を食った経験談」、の様なものと説明しておいた。

それは飽くまで比喩である、と断り書きをして済ませて置いたものの、考えてみると、この一点だけに就いて、もう少し掘下げて書き残す意義のある事の様に思う。


★「R君、Y君の記事で、内容的に仲間内でない人に読んで頂けなくて残念なもの幾つかを、キャズ君や佐久間が引用して取次いだことも有る」、と前回の記事に書いた。
その一例
が[[B-2]:「NHKらしさ」]、 [[C-24]:「研究環境」]であって、内容的には同一の話を書いている。  それは両者とも、Y君のブログ記事を孫引きしたのだから同一なのは当然である。 B教授とは実はY君自身である。
あの話を読んで読者はどのようにお感じになったであろうか。
 研究室に私物の電気冷蔵庫を持ち込む違法行為をするY君が怪しからぬ、と思うか。 その様な状況では研究などは止めるべきだ、と思うか

★Y君の大学では、その様な違法行為をする教授(少数派)だけが、活発な研究活動を展開していたし、 そうでない教授達(多数派)は、黒板の前の講義の専門家であった。  これは、どの大学でも同様であったろう。

Y君は、{小学校から高校までの先生は自分が学校で勉強した事を生徒に上手に教えれば良いのだが、大学教授は自分自身が研究者でなければ教育は出来ない}、という考えの持主だから、講義専門の大学教授の存在は考えられない。  その様な者は給料泥棒だと思っている。

給料泥棒になるのは嫌だから、研究室に私物の電気冷蔵庫を持ち込む違法行為をする。 然しながら、そのことは公表出来ないのである。  当然、Y君のブログは公開できないのである。


もっと、厳しい例を挙げると、科学研究の第一線は、大学教授・助教授ではなく、助手でもなく、大学院の学生によって進められている。
学会への参加費用の公費支給は、学生には認められていないから、最新の研究成果を連絡し合うために学生・大学院生を学会へ参加をさせるには、彼らの出張旅費を、研究室の教授は工面しなくてはならない。
 そこで、いろいろと忍術が、使われる訳である。
今日でも新聞には毎年何件かの、「教授の悪行」、が暴かれる。
 それらの多くが、教授が私財を稼ぐ目的で法を犯したのでなく, この様な目的のための行為
である事が、仲間内では良く分かるのである。

1945年ごろに、日本人一億人の中で、闇米を口にしなかったのは、唯独り山口判事だけであった。
 お巡りさんも、闇米を食わなければ、生きていない筈であった。 しかし、路上で闇米を運んでいるのを、お巡りさんに見付かると、罰せられたのであった。

自分の研究室(の大学院生)が世界の第一線から脱落して良いなら、教授は忍術を使わないで済む。
 飢え死にして良いならば闇米に手を出さなくて済む。


  それは生き様の選択の問題であった。
そして当時、若しブログが有ったとしてもY君は、俺も闇米を食べているとは書けない、筈であった。



★(R君)や(Y君)が彼らのブログを非公開にしていること。 また、(小坂君)、(ドジ君)、や(R2君)が、自身はブログを開設していないことの理由を、前回喩え話として、「人肉を食った経験」、と書いたのはご理解頂けたと思う。
若しマスコミ人種が嗅ぎつけたら大変に注目を集めるに違いない事実、[上記の「教授の悪行」の類]、が他にも幾つも有る。
私物の電気冷蔵庫と、学生の学会参加用旅費が全てではない。

★もう一つ実例を挙げる。 20世紀後半の日本経済を支えた一つの柱である電子技術の第一線を担った人人の知識の源泉に、海賊判の洋書技術文献があった。
これも恥しい話ではあるが、事実である。
敢えて言うならば、日本の企業研究所や大学教授に、彼らの払える金額で海賊判の洋書技術文献を提供して、逮捕されたT君などは、見方に依れば日本経済隆盛の恩人であった。
少なくとも、現在の日本の官僚やNHK職員よりも、遥かに社会に貢献
した。

最近になって、中国で海外ブランドのインチキ模造製品が多量に出回って、国際的な批判を浴びているが、我々の世代は、余り大きな顔をして同調する気になれない、のである。

★若しマスコミ人種が嗅ぎつけたら、大変に注目を集めるに違いない事実が、私の知る範囲でも、幾つも有る。
この種のことは、厳しい時代に実社会の第一線で、汗と油にまみれて働いてきた人には、誰にもあることである。
例えば民間企業で働いていたR君は、製造原価では2000円位のものを政府官庁機関に8万円で納入していた事実がある。 材料費だけでなく、人件費から、銀行金利負担まで一切合財を含めての製造費が2000円のものを、である。
出来る事ならば小学生の明快さで、その暴利を非難し、その様なことのない社会を願うのが真っ当である。
然し、私等には気軽にそれを非難する気になれない、事情を知るが故の沈黙、である。

「飲水思源」、と言っても分かり難いだろうが、
彼らがその様にして掘り当てた水、を飲んで育った子供が、親のその行為を気楽に非難するのを見ると、思いは複雑
である。

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