「きらり」を見終わって

2006/9/30 に、半年間続いたNHKの朝ドラマ、「きらり」が完結した。

永年、連続放映され続いている朝ドラも、大昔の、「娘と私」、「おはなはん」、のような力の籠ったものは無く、朝の時計代わりにつけて置くのも気分の悪い愚作ばかりであったのが、久々に(何十年振りに)、近来稀な好作で、日本中で高い視聴率を得られるものが放映された。

我々の仲間も喜び、
▲ピアニスト君は、2006/7/1に、{朝ドラ「きらり」を見て [A-25]} 、を
▲キャズ君は、2006/07/27に、{感度の有無(1)・きらり[C-127]}、を
書いたし、私も毎朝これを見るのが癖に成った。

このドラマが、現在の日本で失われた、
我々の幼少の頃の人間関係、生活感覚と、
今の人には忘れ去られた半世紀前の社会情勢とを、
理屈抜きで伝えてくれるのが、嬉しかったのだ。



「きらり」の完結を見て、敗戦前後の世相の話を紹介したくなり、私は
「縁」に就いて(4) 中山正男 [B-48]
を書いたが、イントロに当る、「きらり」の話だけで半分以上のスペース、を占めて、 記事としては「看板に偽りあり」、の状態になってしまった。
その上、私としての「きらり」への感想を纏めた、それなりの標題のエントリー、が無いことになる。

トラックバックを送ってくださった飯大蔵氏にも、コメントを入れて下さったAlps氏にも大変失礼をしたが、この様な判断で、元々の記事の前半を切り離して、此処に持って来たたことをご了承頂きたい。

以下が、切り離してきた、「縁」に就いて(4) 中山正男[B-48]、の導入部}、である。


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★キャズ君が{感度の有無(1)・きらり[C-127]}、を2006/07/27に書いて、我々も皆、毎朝この朝ドラを楽しみに見たが、このドラマが、NHK朝ドラとしては近来稀な好評で、日本中で高い視聴率を得ている、と聞いて、嬉しくなった。

私の生まれ育った田舎の村には、オルガンの有る家が一軒だけあり、オルガンを弾いているのを見る為に、300メートル位離れたその家の前に、時々私等子供仲間が連れ立って、覗き見に行った。  ピアノのある家等、勿論、ある筈が無かった。
私の田舎とは違って、浜松は豊かな町だが、それでも、ピアノのあった、きらりの家は平均値から可也懸け離れた、裕福な家庭だろうと思う。

しかし、その様な家庭経済力の相違は在っても、ドラマの中の、人々の人間関係、生活感覚が、私の幼少の頃の田舎と相通じる。
現在の日本で失われた、それらの生活感覚と、当時の社会情勢とを、このドラマは、理屈抜きで伝えてくれるのが、嬉しかった。

感度の有無(1)・きらり}、の、まとめに書いてあるように:
『若い人は、戦争は帝国陸軍とか一部指導者が起こしたもので、一般国民は責任がない、と思っているかも知れない。   実際の社会の空気は、「葦をなぎ倒した風」、は軍部ではなく、大衆世論であった。   「この戦争は負ける」、等とは、親戚・友人の前でも、絶対に言う事は出来なかった。  夫婦の間でも、この戦争は負けるかも知れない、等という事を
  話せない時代、の有った』、 のを知って貰いたくて、
    キャズ君は、あの記事を書いたのであった。

戦争中の社会で、ピアノを弾くこと、ジャズを楽しむこと、夫に召集令状が来る事、許婚が戦死したとの情報を受取る事、・ ・ ・などの厳しい場面を、ドラマの中で見ること、(情感として受け止めること)、と、
平和の時代に口先で、「戦争反対」、を唱えること、
 ・ ・ との落差は、絶大である。



★ピアニスト君の{朝ドラ「きらり」を見て [A-25]} 、の内容も同感だが、
  そのコメント欄の応酬、が忘れられない

近頃の社会一般、は仕方がないとしても、 本来、こういったことに責任のある、
現在のマスコミ人種の鈍感さ、に「苛立ち」を、感じていた私は、
あのドラマが、近来稀な好評のうちに完結し、高い視聴率であった、と聞いて、嬉しくなった。
矢張り大衆は健全である。


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「きらり」の時代を生きた人達の生涯があって、現代の人達の生活がある。
それを知っていて欲しい、との思いが、この様な記事を書かせたと思って、見て頂きたい。

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この記事へのコメント

e-アフィリ
2006年10月05日 16:42
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モナミ
2006年10月09日 16:47
「きらり」を見終わって を読ませて頂きました。
私もこのドラマを佐久間様、キャズ様、ピアニスト様達に近い気持ちで見て居りました。
全く同じ時代を、時代の波に翻弄されながら生きた共通点と、私とはまた違った生き方を見せて貰ったと思います。
ヒロインが若くして去って行くのは悲しい事でしたが
後は視聴者で創作して下さいと言う余韻を残しているのでしょうね。
佐久間象川
2006年10月09日 20:40
モナミ様、コメントを有難う御座いました。
我々同年代でブログをやっている人間は少ないので、この様な感想を交換できることを嬉しく思います。
矢張り、あの時代を生きた人間でないと分らない情景もいろいろとありましたね。

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