mugiさんへのご質問

トーキングマイノリテイのブログ記事には、毎度我々老人仲間の疎い事を教えて頂いて有難く思っていることを、従来も何度か、例えば、
紛争学生と、テロリストの正体;[2006/07/21]、[B-45]、とか、
「マフィア」 へのコメント:[2007/01/08]、[B-53]、
などに書いている。

今回の、「イラン人が見た明治の日本」
も同様である。
この話は非常に分かり易い、というか、納得の行く話だが、唯その様な事実が有った、としか書いてないので、仲間の「二人のピアニスト」君が、質問のコメントを入れた。

「この同じ時代に日本を訪れた外国人の多くが、日本人の国民性を高く評価していたのに、たった一世紀の後の現在、その様でなくなったのは、何故でしょうか」、と。

これに対し、記事のコメント欄の回答で、mugi氏は
「貴方のような人生体験豊かな方でも疑問に感じられるのだから、私も現代はこうも変わってしまったのか不明です。
やはり敗戦のトラウマと戦後教育、豊かになりすぎた背景もあるとは思います」。


と述べているだけであり、この記事の続報の「イラン人が見た明治の日本②」でも同様である。

そこで、改めて、仲間で議論をしたが、もしも可能ならば、mugiさんの率直なご意見を伺いたいと思って、仲間を代表して、ピアニスト君と同じことを再度、ご質問する次第。


但し、少し補足を申上げておく必要がある。
私個人はmugiさんのブログから啓発されることが多くあるが、矢張り毎回の記事に依って、その度合いは変わる。  そうした中で、
従来、最も共感をもって読んだのが、「議論症候群(2007/4/7)」であった。
非常にしばしば俺が言いたく思っていることを、よく言ってくれた、と感じて嬉しかった。

そこで、今回のこの「シツモン」を、その様なレベルで捉えないで頂きたい、と、このことだけ、付け加えておきます。

確かに、我々の仲間は、migiさんよりも永く生きてきて、戦前、戦中の見聞も、体験も多い。
しかし、そのことと、今現実に目の前にあることの判断が正しく出来る事はイコールではない。
人生体験豊か「だから」、全てに正確な判断が出来る訳でない事は、いろいろな場面で見られる。

例えば、我々の年代の者の多くは、パソコンはおろか、携帯電話でも持て余すものが多い。
若い子供や、幼い孫が見兼ねて、携帯電話を置いていったが、使えなくて困っている、という話が、仲間では日常的である。

この様な類の話は、老人は遠慮なく若者に質問し、若者はそれに依って老人をバカにしないで教える、という事で、何も不都合はない筈である。
我々だって若い時に、ただ年長なるが故に見当違いを言って譲らない年寄りに悩まされてきているし、私自身のブログでも幾つかの記事で、その種の体験談を書いている。

その様な視点に立ってのシツモンであり、議論症候群患者のイチャモンでないことを認めた上でのご意見をお聞かせ願えれば有難く思っただけで、ご解答を強要するものではありません。

この記事へのコメント

mugi
2007年04月18日 21:54
こんばんは、佐久間様。

まず先日の質問に対し、簡単なコメントしか返せなかったことをお詫び致します。
ただ、この種のテーマに丁寧に回答するとなると、記事にした方が良いほど長くなりそうです。簡単に結論はでない内容となるので。

日清、日露戦争の勝利が日本を誤らせた原因ともなったと思います。2大国に立て続けて勝った事が、日本の増長にも繋がった。戦争ばかりでなく外交も重要なのですが、そちらはおろそかで、欧米に追いつき追い越す精神に陥ってしまったのかも。そして敗戦。

敗戦のトラウマ、GHQの教育、これはインドのセポイの反乱とその鎮圧されたショック、英国の統治教育とかなり似ています。独立以前のインドの知識人がいかにセポイの反乱の“敗戦”にトラウマを抱いていたか、興味深いものがありました。
米国は日本の強さは家族にありと見ており、家制度解体を掲げましたが、これは日本人の国民性の瓦解の狙いもあったはず。個人が強調されて、愛国心を抑える教育を行ったツケが、現代の有様になったと思われます。

以上、ご期待に添えなかったら、申し訳ありません。
佐久間象川
2007年04月19日 03:06
mugi様、
ご返事のコメントを頂き、どうも、お手数を有難う御座いました。
我々仲間の内で議論し、話題になった事柄と非常に近いお考えを伺って、先ずは安心しました。

個人の短い人生からは学びきれないものを、書物を通じて歴史から学び取るものだと、教えられて育ち、その様に信じてきました。

以前にも書きましたが、日露戦争にしても、第二次世界大戦にしても、開戦の前に既に、その戦争の経過を予想し、結果を見通していた、何人かの人物が居た事を知ると、私等ボンクラには驚きです。
彼らもきっと、歴史から学んだのだと思います。

ヤクザな現実生活のうちで、ロクに本も読まずに馬齢を重ねて老人になったものだから、読書家であり、歴史に趣味を持つmugi様のご見解を拝聴したかったのでした。

医者でも、弁護士でも、遊芸の師匠でも、情報を与えてもらう時には、それなりの謝礼を支払うべきものだと思いますが、無報酬でお使い立てして失礼しました。

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