「司法」と「報道」(5)

「司法」ということに限定せず、対象テーマを広くとると、
「報道」が自らについての検証が不十分であるのは、毎度目に
付いていた。 「報道」に歪みを齎す仕組みの幾つかについての
仲間のブログ記事を紹介する。 但し、司法関係には、我々も
安心しきってていて、従来は情報を疑うことを知らなかった。 
それが、今回のことが有って、司法当事者だけでなく、
その報道にも、随分といい加減なことが有ったのを知った。
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「報道」が、自らについての検証が不十分、であるのは、
   いろいろと目に付いていた。 この問題は、以前にも、
   ▲ 文化と常識の変遷(5c) マスコミと日本滅亡:[B-63]、
             に述べた。
   マスコミが北朝鮮社会を賞賛したために、それを信じて
   北朝鮮に渡った人々の人生が、どの様なことになったか、
   「報道」が謝罪したのを、見たことは無い

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浅間山荘の事件が起こると、その前日まで、「純真な若者」と
   呼んでいた同一人物を、「暴力学生」と呼ぶように変化
   しながら、自身の その変化の釈明は、見たことが無い。
   ▲ 感度の有無(2)・悪党:[C-128]

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「取材者、記者」の無恥による無責任報道の一例は、
   {▲ 長崎の原爆ドーム:[C-187]}、にある。
不勉強で、物知らずな若い記者が、社会的不正を発見したと
   思い違いして手柄顔に、「大学教授による特許権取得」
   激しく非難・攻撃する記事を書きまくる。 その内に自分の
   誤ちに気が付くと、謝罪するのでなく、沈黙して済ませる。

   何年か経つと、そのことを知らぬ新人記者が、同じことを繰返す。
   報道組織でなく、個別のレポーターのレベルで、
   「報道の過ち」が繰り返えされることを、この記事に書いてある。

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記者個人でなく、報道機関が「内容の重要性に鈍感」
   話題選択、をすることも多いが、 一例は
   ▲ またもNHKの問題:[B-65]:(2007/10/13)、
   に紹介されている。

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報道機関が、 「組織運営・構築」に無責任で、
         社会に害毒を流した例は
   ▲ またまた、NHKの問題:[B-74]:(2008/1/23) 、
   に紹介されている。

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取材相手の選択の悪さ」、故の報道の歪みも、非常に多い。
   例えば、原水爆禁止運動には嘗て、安井郁という指導者
   が居たが彼の運動は広島、長崎の受難を見てではなく、
   ビキニの第五福竜丸事件(昭和29年)が動機だった。
   彼が運動開始した直後に、ソ連がノバヤゼムリア島で
   実験をすると、 「米国の核は悪いが、ソ連のは良い」
   と唱え、  その内に情勢の変化に伴って、
   「米ソの核は悪いが、中国のは良い」に変わった。

   このような人物が世間に居ることは仕方の無いことだが、
   その主張を支持して報道した後で、メデイアが
         そのいい加減さに気が付いたならば、
   自身の誤りを検証し訂正するべきである。
 
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「取材記者自身の人間的欠陥」、による無茶苦茶では
   朝日新聞社の本多記者が雷名を馳せたが、あれほど
   ではないが、無見識な酷い報道は、現在も大変に多い。
   近頃では、報道の勉強など全くしたことに無い、歌手
   だとか、お笑い芸人などによる報道が増えて、
   見識を持った人物は自分の意思で姿を消すようになった。
   社会的な末期症状なのか、心配である。
   {▲ 「報道」の社会的役割:[L-65][10/10/2]}

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同様にメデイアの無見識が国益をも損ないかねないことを、
   ▲ 終戦の日とメデイアの無見識 :[A―88]、 にも述べられている。

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此処まで例示した諸分野に対して、司法関係には
我々も安心していて、従来は情報を疑うことを知らなかった。
   それが、今回のことが有って、司法当事者だけでなく、
   それを報道する側にも、 随分といい加減なことが
   有った
、のを知らされた。

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