2010秋の叙勲と褒章(1)

叙勲とか褒章とかについて、我々年配の世代は関心があったが、
   現代人はあまり興味がないようだ。 何故そうなったか、
   その辺の問題を、二年前にキャズ君が書いていた:
     ▲ 2008秋の叙勲を見て  : [C-173][2008/11/3] 
社会的に見て望ましい人物への叙勲、表彰が無かったり、
   政府が贈ろうとしても本人が受取拒否、をする。
   その一方、見当はずれな表彰の行われることが、
   世人の気持ちを冷やしていることを、前回私は:
     ▲ 2009春の叙勲を見て :[B-92]  、に書いた。

出鱈目な人物の表彰で世の人の失望を招き、関心を無くした
   のは未だ良いとして、本来ならば犯罪者として責任を
   追及すべき、とんでもない人物に褒章がいく現実を、
   キャズ君が書いていた:
     ▲ 2009秋の叙勲を見て:[C-192][2009/11/3]。
私も洵に同感なので、同趣旨の話題を、
     ▲ 現政権と、2010春の叙勲:[B-117]:[2010/5/6]
に書くと共に、(前回に続いて)、仲間の今までに書いた、
          関連記事のリストを載せて紹介した。

        ★ ★ ★ ★ ★

振返って、2008年度には
     ▲日本人四人のノーベル賞受賞: [A-90]:[2008/10/10] 
は日本人として、大変に嬉しいニュースであったが、
             このニュースが報じられると
     ▲  ノーベル賞受賞者と文化勲章 [A-91]
のようなことが起こって、日本政府の褒章担当者の
   厚顔無恥ぶりが、またも浮き彫りにされた。
   文化勲章は毎年5人ずつが選定されるのが定例に
   なっているが、2008年度はノーベル賞受賞者が3人
   出たので、8人に文化勲章を授与した。

外野に居る私などは、野球のイチローが国民栄誉賞を
   二度に亘って辞退したことや、大江健三郎が1994年の
   ノーベル文学賞受賞の直後に話の出た、文化勲章と
   文化功労者称号を拒否したのは、痛快だったのを覚えて
   いる。 (2002年に仏・レジョンドヌール勲章は受けた)

この2008年度のノーベル賞受賞者も大江氏のように、この
   後出しジャンケンのような文化勲章を拒否すれば面白い、
   と思ったが、ノーベル賞さえもあっけらかんとした態度で
   受け取った益川敏英氏は、その様なことは、
   全く気にもとめていない様子だった。

        ★ ★ ★ ★ ★

さて今年2010のノーベル化学賞は、
   鈴木章(北大)氏、根岸英一(パデュー大)氏、R.F.ヘック
      (米、デラウェア大)氏に、10/6に、授賞が決定された。

今回もまた、後出しジャンケンで、鈴木、根岸、両人は
   「10/26に発表の2010年度の文化勲章の受章者」、
   に選ばれて、例の定例5人の授賞が今回は7人になった。
   文化勲章の同時受賞者の5人の殆どは、今までに
   既に旭日大授賞とか、紫綬褒章などを受賞しているので、
   文化勲章と文化功労者のダブル授賞は、
                 鈴木、根岸の二人であった。
また、文化功労者には、野球界から王 貞治、
   「ゲゲゲの鬼太郎」で知られる漫画家・水木 しげる、
   女優・吉永 小百合、 など17人が選ばれた。
文化勲章の親授式は、11月3日の文化の日に皇居で、
   文化功労者の顕彰式は翌4日、都内のホテルで行われる。

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