文系なので分からない

「私は文系なので、原子炉技術のことは、分からない」
       という話は分かる。 しかし、
  その分からない人、がなぜ、「原子炉技術の安全性に
       責任を担う重要な職責を任されるのか」
  また、それを、本人も引き受けたのか
              が分からない。
3/11原発事故からもう一年近くも経ってから、この様な話が
    ニュースとして紹介・報道されることに誠に呆れる。

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2/15の産経ニュースによると、 国会が設置した
   東京電力福島第1原発事故調査委員会
        (委員長・黒川清元日本学術会議会長)
  の第4回委員会が15日、国会・衆院別館で開かれ、
  原子力安全委員会の班目(まだらめ)春樹委員長と
  経済産業省原子力安全・保安院の寺坂信昭前院長が、
  原子力の安全規制当局として、
    11カ月前の事故を防げなかったことについて、
                     陳謝した。
班目氏は、(津波や全電源喪失に備える)
     原発の安全指針が改善されなかった背景について
  「低い安全基準を事業者が提案し、規制当局が飲む。
   国がお墨付きを与えたから安全だとなり、事業者が
   安全性を向上させる努力をしなくなる悪循環
   に陥っていた」、と言及し、「わが国は、言い訳に時間
   をかけ、抵抗があってもやるという意思決定が
      出来難いシステム、になっている」、と述べた。
 寺坂氏は、「(保安院は)安全規制を進めようとしていたが、
   個別の問題の改善や安全確保に、相当な時間や人員
   をとられた」、と釈明した。

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官邸への助言など、事故当時のそれぞれの行動について、
班目氏は「ほとんど記憶がない。 私がいた場所は
  固定電話が2回線で、携帯も通じず、できる助言は
  限りがあった」、と説明。 
寺坂氏は「私は文系なので技術は分からないから
  官邸内の対応は、理系の次長に任せた」、と述べた。

また、放射性物質の拡散予測システム(SPEEDI)を
  避難に活用しなかったと政府事故調などで指摘されて
  いることについて、班目氏は「SPEEDIがあればうまく
  避難できたというのは誤解だ」と反論。
  寺坂氏は「避難方向など何らかの形で有用な情報に
  なったのではないかという思いはある」、と述べ、
  異なる認識を示した。

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黒川委員長は、委員会後の会見で
安全委員会と保安院は、安全を担う使命を持っているが、
   緊急時の備えは無く、事故がない前提で原子力行政を
   推進するなど、国民の安全を守る意識が希薄だ
   と批判した。

福島原発の事故処理に当って、「文系と理系の問題が、
     誰の目にも明らかな型で、表面化してきた」
        のについては、私自身が驚いたことを
   ▲ 再度、“文系と理系”:[B-155]
                に述べた。 
いや、現役の文系、理系、ということでなく、
         現在の世代のセンスに問題、があることを
   ▲ 原発事故の対応に驚く:[B-159]
                に述べた。
. 
本日のこの様なニュースを見ると、
事態は本当に深刻
   ピアニスト君の言うとおり、 革命への予感:
      {▲ 革命への予感:[A-146]}
   、に共感する。 彼は言う:
集団の社会組織に有害な状況がはびこり続けると、
       革命が生じて修正が行われる。
  この仕組みが無ければ、人類は生物全体の
  数億年の歴史の中で、生き残って来られなかった、と。
.
我が国では、そろそろその時期、民族の存続のためには
  それが必要な時が来たのではないか、 と感じる。

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  • 「日本劣化」の指摘

    Excerpt: 私が今年になってからたった一度だけ公開した記事:     ▲ 年初に思う:[L-88][12/1/22] を書いた翌日の毎日新聞「余録」欄に、私の記事と同趣旨の話題があり、   更に今月2/11.. Weblog: 晩秋 racked: 2012-02-29 01:14
  • 理系でも分からない

    Excerpt: 前回の記事は、原発事故調査委員会の途中経過の報道   を見ての所感であった。 あの委員会は正式名称を、   「東京電力福島第1原発事故調査委員会」といい、   国会が設置したもの。    それ.. Weblog: 佐久間象川 racked: 2012-02-29 03:53