死刑執行に思う(2)

最初に、 前回記事の末尾に述べた、
  各自の信条に依って、適用される法律が違う
     (自分で選ぶ) 社会の提案
     ▲ 性悪説論者の弁(4):[B-51]
               再提示、をする。 
この記事は、
  大臣就任記者会見で、死刑執行命令書へ署名しない
        こと (法律違反)、を(得々と)宣言する
    人権屋の大臣を見て、  その無責任さと、
    常識の個人差、とに驚いたキャズ君の怒りを書いた
      ▲感度の有無(7):小泉内閣:[C-136]
を読んで、私が得た着想、である。
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     法律を守らないのが立派なこと、 と考えている
        法務大臣の説得は、出来ない。 そこで、
  各人が己の信念に従って生きられる社会の、 発案である


先ず、日本国民は成人した時点で、自己申告により、
     [A]、[B]、2群のどちらかに登録、することにする。
[A]群の人は、「死刑廃止論者」で、この人が犯した犯罪には
  刑罰として、死刑は科さない。  そして、また、誰かが
  この人を殺しても、その犯人も絶対に死刑にはしない。
一方、 [B]群 の人は ・ ・、{中略}。  
  つまり、自他共に、同じ基準で刑罰を決めるようにする
[A]、[B]、のどちらに登録するかは、自分の意思で選ぶ。
     ・ ・ことを法律で決める    という提案である。
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突拍子も無い事を言うようだが、そうではない。 
  兵役を拒否できる制度を持つ国と、少し似た制度である。
  死刑のない国に住めば、自分も死刑になる事はないし、
  自分が殺されたって、その犯人は死刑にはならない。
  それを、善しと考えるか、その逆を善しと考えるか、
  の選択である。

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 その何れの社会が望ましいかは、人に依って考えが違う
  ので、同じ国の中でも、(国籍を選ぶように)、自分が
  好ましい法制を選べるにようする、という提案である。
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  人権屋のように、自分が好ましいから、という理由で、
      大多数の国民が嫌う「死刑制度廃止」を
  他人に押し付けるよりは、合理的な方法だ
、と私は思う。
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法務関係者の怠慢や、無責任発言を非難する仲間の
  ブログ記事
が多くあるので、それらの概要を以前に
     ▲ 「司法」と「報道」(2):[B-134]            ,
            に紹介した[2010/9/17]。
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  其処に紹介された旧記事の概要を更に要約し、
  その後に公開された関連記事の概要も、
  此処に紹介する。

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その理由は、地震や津波のように、時間の経過と共に忘れ
  られがちな問題を指摘する、仲間の旧い発言を、
  機会あるごとに繰返し紹介するためだ。 
  それらの記事名の後の、●の項目は当該記事からの
         引用文など、○は私の意見や注釈である。
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  非常識な裁判に世論が怒り、批判が盛り上がる中で、
  司法当局が、(格好を付けて)、市民の意見を
  取り入れるため、と称して、「裁判員制度」、なるものを、
  こっそりと造ったのは必然であった。

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  ★ ★ ★ ★ 関連旧記事の概要 ★ ★ ★ ★
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[B-142]:2010秋の叙勲と褒章(3):[2010/11/5]
 ●殺人鬼・小野悦男を野に放った裁判官は、勲二等瑞宝章
       ★ ★ ★ ★ ★
[B-122] :腹立たしい「布川事件」処理:[2010/7/9]
 ● 司法手続き進行の鈍さ → 中国河南省の事件の
   担当裁判官と同様に、「布川事件」関係の
   全裁判官は、処分されて然るべきである。
       ★ ★ ★ ★ ★
[B-121] : 腹立たしい「法科優遇」: [2010/6/21]
 ● 中国河南省趙楼村の趙作海は、12年前に男性を
   殺害したとして、02年に死刑判決。 その後、懲役刑
   に減刑され服役。 ところが今年、冤罪が明かになり、
   趙は無罪判決を言い渡されて自由になった。 
   同省政府は事件の担当警官と裁判官を処分した。
○ 日本と対比して、中国では、司法に誤りがあれば、
   担当者を裁くことと、処置の敏速さが羨ましい。
       ★ ★ ★ ★ ★
[B-107] : 呆れた高裁判決(続) :[2009/12/25]
 ● 「名張毒ぶどう酒事件」の、84歳になる奥西死刑囚は
  逮捕から48年間の歳月が経過。 無罪から逆転死刑、
  再審決定から取消しへ、と2度に亘って司法判断が
  分かれたが、司法関係者の時間に関する鈍感さと、
  正義感と想像力の欠如が問題。 縄文人の平均寿命
  は15年、だったことを、司法関係者は知らないらしい。
       ★ ★ ★ ★ ★
[B-105]:呆れた高裁判決 :[2009/11/30]
 ● 1999/9に、JR車内で女性に痴漢行為を働いたと
  虚偽申告をされた沖田光男氏が、賠償を求めた裁判
      の控訴審判決が、2009/11/26に東京高裁で。
  テレビ局が一日で行った「状況の検討」を、法廷では
  10年も掛かった。 人生の大切な10年間をロスした
  沖田氏の痛みに対する理解が、高裁の裁判官にも無い。
  私は、その裁判官の給料泥棒行為に、
            10年の懲役を言い渡したい。
       ★ ★ ★ ★ ★ 
[B-104]:法務大臣に提案 : [2009/11/13] 
 ●「人を殺しても、酔っていて覚えていなければ、無罪」、
   の判決を出す裁判官や、『空き巣にいつも甘い判決
   を出していたが、自宅が空き巣被害に逢ってから
            厳しくなった裁判官』、の話。
       ★ ★ ★ ★ ★
[B-103]:地下鉄サリン裁判 :[2009/11/12]、
 ●地下鉄サリン事件発生から15年もの時間が経過し、
  坂本弁護士一家殺害から20年経って、オームの
  裁判が、まだ続いている。 50年掛かっても、 
   100年掛かってもよい、 というものではない
 ○メーカー、交通機関、など、事件が発生してから
    2週間も放置すれば大変な非難、攻撃を受ける。
  独り、司法関係者は別世界で、時間の感覚が全くない。
  そのくせ、社会的処遇の良さは別格で、
      企業の経営者は経営を誤れば、地位を失うが、
  裁判官は間違った判決を出して
      上級審で覆されても、なんら処分は無い

       ★ ★ ★ ★ ★
[B-100] :轢き逃げ有利の法治国 : [2009/10]
 ●若しも、「交通事故を起こした場合に届けずに
       逃げると、刑罰は殺人罪を適用する」、と
  法律に書いてあれば、死亡轢逃げの発生件数は
  殆どゼロになり、  毎年1500人くらいの人命が
  救われる
。 ・ ・ ・ と考えられる根拠。
       ★ ★ ★ ★ ★
[B-73]:公務員職務不履行罪の提案:(2008/1/10)
 ●   ▲[C-111]:耐震強度偽装問題、を引用
       ★ ★ ★ ★ ★
[B-26] :性悪説論者の弁(3):(2006/01/09)
 ●極めて出来の良い人物の「人権屋」の話をする。

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[C-180]:日本の司法制度: [2009/5/15]
 ● 飲酒無謀運転、轢き逃げ、などの事故の多発と、
  呆れるばかりの量刑の軽さ、に世論が激高して、
  流石に日本の司法当局も放置できずに、
  「危険運転致死傷罪」を作った。 然し{中略}
       ★ ★ ★ ★ ★ 
[C-163]:死刑制度の議論:[2007/11/16]
 ●鳩山氏は、時の法相の考え方で執行が左右される
  のはおかしい」と考えた。 ①法の定める所では
  死刑は確定判決が出てから半年以内に大臣が
  執行を命令する事になっているのに、現実には
  平均7年掛かっている、②死刑が持つ殺人犯罪
  予防効果、③先日の鳩山発言に賛成の国民が
  84%も居た事実、他の論点。
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[C-136]:感度の有無(7):小泉内閣
 ●因果関係を論理的に捉えるのは
            日本の風土になじまないらしい。 
  一例が、ハンコの使用である。  署名の方が
    合理的だ、とする議論が、数十年前に行なわれ、
    間も無くその様な社会になりそう、にも見えたのか、
    制度が変わる前に、議論が無くなってしまった。
  自分の身内が被害者になった瞬間に
       主張が逆転する「死刑廃止論者」が居る。
  仕事をせずに給料を受取る「人権屋」大臣も居る。 
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[C-111]:耐震強度偽装問題:[2005/12/24]
 ● 法務官僚は、仕事をしない方が、
          給料も退職金も多くなる

 ○  ▲[B-73]:(2007/1/10)公務員職務不履行罪の提案
     に引用してある
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2000頃のマスコミ論調を振返ると、「変われ。裁判所
  (人の痛み、伝わる法廷に)」、とか、犯罪を「法律違反」
  とだけ考えて、生身の人間への「被害」と見ないこと、
  既存の司法制度に素朴な疑問を持たないこと。 
  そして、そういう態度こそが専門家だという考えが、
  目の前で被害者が理不尽な目に会っていても、
  平気で無視させたことを難ずる記事、もあった。 
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最近は、その種の記事もあまり見なくなってている。

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  • 何が正しいか(1)

    Excerpt: 何が正しいと考えるかが、人に依って相違すること、について、    ▲ 死刑執行に思う(2):[B-173][2012/4/4] に書いた。 7/28日の新聞のコラム「雑誌批評」に山田健太氏が書.. Weblog: 佐久間象川 racked: 2012-08-22 04:41
  • 「オームの公判」報道を見て

    Excerpt: 3月20日、の新聞に「オウムの公判」の報道記事を見て、 春分の日とはいえ、そののんびりさ加減に驚き、呆れた。 1995年、つまり18年前の事件の裁判の法手続きの進行の報道である。 この調子では、.. Weblog: 佐久間象川 racked: 2013-03-25 20:18